お労いの言葉・表彰
こぶしの苑 (第294号) 〜 平成20年9月号より 〜
受賞・お労い・提案のご報告
秋晴れの季節となりました。9月に入り、これまでこぶし園がチャレンジしてきました様々なことが表彰の対象になったり、お労いの言葉をいただくことになったり、国の委員会に私たちの取り組みを提案する機会がありましたのでここでまとめてご報告いたします。
またここに紙面で恐縮ですが、いつもご支援・ご協力いただいている皆様に感謝申し上げます。
・防災担当大臣表彰
9月5日金曜日に、内閣府におきまして防災担当大臣である林大臣から防災功労者(防災体制の整備)として直接表彰していただきました。
表彰された内容は、こぶし園が平成16年の中越大震災時に、地域支援及びその復興のために創設したサポートセンターの活動、並びにこれを契機に創設した全国的な支援組織「災害福祉広域支援ネットワーク・サンダーバード」の活動によるものでした。
・天皇皇后陛下からのお労い
9月8日月曜日に、長岡市役所内におきまして天皇皇后両陛下から直接お労いの言葉をいただきました。
こちらも先の防災担当大臣表彰と同様の活動内容に対しまして、お労いのお言葉をいただいたものですが、その際に天皇陛下から「24時間連続するケアの大切さ」をご指摘いただきましたことに、日頃から24時間365日のケアシステムにチャレンジし続けている私たちは、感激とともに大きな励みとなりました。
・安心と希望の介護ビジョン
9月17日に舛添厚生労働大臣が主催する委員会に参考人としてこぶし園の目指している方向を提案してきました。
提案内容は、「2015年の高齢者介護」委員会のヒアリングでも提案した「住環境の改善」(暮らしなれた地域社会の中で、病室や居室ではなく、普通の住まいを提供すること)と24時間365日連続するケア(定額制)と3食365日の食事の提供です。
これらを統合したものが小規模多機能型居宅介護(美沢・関原・千秋にあります)だということで、暮らしなれた地域に住めることと定額制の在宅介護が普及したら、ご家族に負担をかけずに自分の暮らしを確立することが出来る社会になります。
平成20年9月5日 於 内閣府講堂